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《腱板損傷》腱板損傷の治し方!受傷直後から慢性期までのリハビリのポイントと治療法について
腱板損傷の治し方
受傷直後から慢性期まで
について、元理学療法士がご説明します
腱板とは?
肩関節を安定させ、動かすために重要な機能
肩関節はアウターマッスルである三角筋とインナーマッスルである腱板(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋)が協調することによって動きます
アウターマッスルは大きく太いために強い力を発揮し、インナーマッスルとは関節の近くに存在するため関節の安定性を高める機能があります。
腱板損傷とは?
腱板損傷は腱板が何らかの影響で部分的に切れたり、完全に断裂したりする状態で、腱板断裂は肩のスジの加齢変化や機械的ストレスによって中高年に好発し,肩の痛みや筋力低下、腕が上がらないなどの症状生じます
そのほかにも、転倒などの大きいけが、仕事で重いものを持つ人、転落や交通事故で肩を打撲したことがきっかけで断裂する場合と、日常生活の動作の中で自然に断裂する場合もあります。
仕事で重いものを持つ人、転落や交通事故で肩を打撲した人、転倒などの大きいけががきっかけで断裂する場合と、日常生活の動作の中で自然に断裂する場合もあります。
今回は腱板損傷の保存療法について急性期のお話しをしていきます
腱板損傷の保存療法の目的は、
・痛みの除去
・損傷していない肩関節の機能を引き出して、肩を挙げる運動を再建
することです
ただし、病態に合わせて進めていく必要があります
肩を痛めた直後(1週間から10日程度)は、関節内の炎症が強い時期なので痛みのある運動はなるべく避ける必要があります
さらに、なるべく肩を安静にできるように
・寝るときはクッションなど用いて楽な姿勢を保つ
・起きているときは三角巾を使用したり、手を腰に当てたりして肩にかかる負担を軽くする
などの対応行います
肩を安静にすることで炎症が長引くことを防ぐ必要があります
また、筋肉の緊張が高い方など、上手くリラックスできない方にはセラピストによるリラクセーションを受けることが炎症期間を最小限に留め、関節が硬くなってしまうことを抑制し、その後の回復にスムースに行うことへつながります
急性期の治療をきちんと行うことが今後の状態を良好にするポイントです
次回は、急性期以降のお話しです
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