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胸郭出口症候群
皆さんこんにちは、筋膜専門セラピスト集団 Meglioです
本日のテーマは「胸郭出口症候群」です
胸郭出口症候群と診断された方は
腕がだるい
手がしびれる
背中がしんどい
などでお困りではないでしょうか。
しかし、何ヶ月経っても良くならない方は
① 他の病気を併発してる
② 治療が不適格である
③ 診断が間違っている
ことが多いんです!
そこで
今回は、胸郭出口症候群の臨床あるあるについて書きたいと思います
胸郭出口症候群の診断に至るまでの道のり
実際は、胸郭出口症候群の診断に至るまでに、以下のことがあります。
肩や腕や手の痺れや痛みがあると、頚椎症性神経根症(頚椎の変形に伴う神経症状)や頚椎椎間板ヘルニアのような頸椎の変形をまず真っ先に整形外科医は疑います。
頚椎に変形があると、頚椎の牽引をするように処方されます。
または、手根管症候群(手首のところで靱帯によって神経が圧迫されて手の痺れや痛みが出る疾患)と診断され、電気治療を行う。
しかし、これらの治療を何カ月もしているけれど一向に良くならない
って方、いらっしゃるかもしれません。
そういう場合、
次に、苦し紛れに、胸郭出口症候群と診断されます
胸郭出口症候群の症状
つり革につかまる時や、物干しの時のように腕を数十秒挙げておくと
① 血行障害による痛みやしびれの増悪、皮膚の色調異常
② 神経の圧迫による感覚障害と運動麻痺
の症状が腕の内側に現れます
これは、肩甲骨が下がっているにも関わらず、腕を挙げるため、鎖骨の下の動脈または静脈が圧迫を受け、症状を呈します。
具体的には、肘から手首、手の小指側に沿ってうずくような、時には指すような痛みとしびれ
握力低下や細かい動作のしにくさ
などがあります。
胸郭出口症候群の一般的な治療
一般的に症状が軽いときは、
肩甲骨の下がりを是正するために、
腕や肩甲帯を吊り上げている僧帽筋や肩甲挙筋といった筋肉の強化
安静時に肩を少しすくめたような姿勢改善
肩甲帯を挙上させる装具療法
が行われます
ところが、効果は一時的で、なかなか長期的な効果を得られないこともあります
胸郭出口症候群と診断された方の根本的な治療
そのような方に考えられる根本的な原因は・・・
私が臨床で行い効果的だった方法には
・骨盤から足にかけての歪みの矯正
・背骨の歪みの矯正
・肋骨の矯正
・首の筋肉(斜角筋)の筋膜リリース
・胸の外側にある筋肉(小胸筋)の筋膜リリース
などがありました
特に、
斜角筋や小胸筋の筋膜リリースには20分以上の時間を何回か費やして、
やっと効果を出すことができた方もいらっしゃいました
やはり、時間をかけて十分な治療を行うことって大切だなぁと思います
多くの場合、2−3回施術を行えば長期的な効果を得られる方がほとんどです
胸郭出口症候群と診断されて治療が長引いている方がいらっしゃいましたら、一度当店へお越しください