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《半月板損傷》半月板損傷について理学療法士がわかりやすく解説します
半月板損傷は、膝関節内の半月板と呼ばれる組織が損傷を受ける状態を言います
膝の半月板は、膝関節のクッションや安定させる働きをし、運動時の負荷や衝撃を吸収する重要な組織です
半月板損傷は、以下のような原因によって引き起こされることがあります
- 急激な方向転換や回転: スポーツ中の急激な動作変化や着地時の回転など、膝に突然的な負荷がかかることが原因
- 膝への強い衝撃: 車やバイクの事故など、膝に強い外力が加わることで損傷が生じることがある
- 長期間にわたる負荷: 重い物の持ち上げや反復運動、長時間のスクワットなどによって、半月板に損傷が蓄積されることがあります
半月板損傷の症状には、以下のようなものがあります
- 膝の痛み: 特に膝を曲げたり伸ばしたりする動作や、重い物を持ち上げたり歩行したりするときに痛みが生じることがあります
- 膝の腫れ: 半月板が損傷を受けると、膝に腫れが生じることがあります
- 関節のロックやひっかかり: 半月板の断片が関節内に移動することで、膝がロックしたり動かしにくくなったりすることがあります
半月板損傷の治療には、以下のような方法があります
- 保存療法: 保守的な治療である安静、氷や温熱療法、抗炎症薬の使用、運動療法、物理療法が行われることがあります
- 膝の固定: 膝を固定する装具や松葉杖を使用して、膝への負荷を軽減することがあります
- 膝の手術: 状況によっては、半月板摘出術(部分的に損傷した半月板の一部を切除)や半月板縫合術(半月板の損傷部を縫合して修復)などの手術が行われることがあります
治療方法は症状や損傷の程度によって異なるため、膝の症状がある場合は専門家に相談して適切なアプローチを検討しましょう
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